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第1回 今年の夏のマイ・イベント 《防波堤(波止)釣り》

平成21年の夏は、魚釣りにはまりました。魚釣りは、子供の頃はかなりやっていたのですが、最近は、全然行っていませんでした。昨年の秋に懇意にしていただいているM先輩から、道具は全て揃っているので、一緒に長島に釣りに行ってみないと誘っていただき、久々にさびき釣りを・・・。
鹿児島市から車で2時間程かかるのですが、海も風景も非常にきれいで、丘の上の公園で弁当とノンアルコールビールを飲み、釣りと言うよりはピクニック感覚でした。いざ、釣ろうとし、海の中をみると魚がたくさん見えて、見える魚は釣れないんですよねと会話しながら、糸をだすと、豆アジや手のひら大のクロなど入れ食いで、久々の釣りを楽しんでいました。夕方になると、地元の方がたくさん来られたので、伺うと、夕方鰯の大群がくるからと言われ、暫くすると15CM強の鰯がさびきに常に2~3匹という感じで、1時間位で2人でクーラー一杯になり、大満足で帰路につきました。でも、釣りに夢中で、夕飯には間に合わない時間に家に帰り着いて・・・。
錦江湾の写真1錦江湾の写真2錦江湾のテトラポット

そのM先輩から、今年の初夏にまた久々に釣りに行こうと誘っていただき、休日長島や串木野新港(鹿児島市から1時間位)に何度か出かけ、さびき釣りで、豆アジや型は小さいですが、クロやアラカブ、メバル、ベラなどを釣って楽しんでいました。ただ、家族からは、新鮮で美味しいけれど、調理が大変だから大きい魚を釣ってきてとリクエストされていましたが・・・。

8月に入り、キスが釣れているとの情報があったので、M先輩とA先輩と3人で喜入(鹿児島市から車で30分)に出陣。1回目は、潮が悪く(?)先輩2人がアメとキスを数匹釣っただけで・・・。自分はほとんど釣れず、フグに仕掛けをビシバシ切られ散々でした。2回目の出陣の時は、2時間程で、M先輩は15匹位・A先輩も数匹のキスをゲットされていました。
私は、キス2匹だけで、相変わらずフグの洗礼を受けて・・・。釣りって難しいなと。やはり、まめに場所とか移動しないといけないんだと思いながらも、3日酔い状態だったので、海を見ながらゆっくりできればいいんだ!ストレス発散に来ているんだからと自分に言い聞かせ・・・。

この頃には、5~6回程釣りに行っていたので、自分の竿やリール・仕掛けも全て揃えましたが、釣具屋さんやディスカウントスーパーで訳も分からず安いものを購入しました。良い竿やリールは当然性能も良いし、値段も高いですが、私みたいな素人が扱う道具としては、安いのでも充分かなと思います。(リールはセットで売っているものよりは、良いものの方が後々いいような気がしますが)選ばなければ、本当に今は安いなぁ。30年前位の子供の時の方が、高かったように思いますが・・・。キスがあまり釣れなかったことや仕事が忙しかったこともあり、たまには近くで釣ってみようとA先輩と会社のそばの谷山港に仕事帰りの土曜日午後6時から行ってみました。防波堤で足場もよく、家族連れや多くの釣り人が来ていました。8月ということもあり日が長く、販売している既成の仕掛けで投げ釣りをしましたが、釣れるのはネンブツダイ(一般に金魚といわれるやつです)ばかり。横では、餌木で大きなイカを釣っていました。少し暗くなった午後8時頃、そろそろ帰ろうかと思っていると、見知らぬ釣り人が隣に来られ、話をさせていただいたのですが、その方は午後8時頃から午前1時頃まで真鯛を狙ってたまに来られるとのことで、「1日平均1匹位は釣れますよ」と?こんな防波堤で真鯛が釣れるのかなと半信半疑ながら色々教えていただいていました。すると、第1投から5分程で大きな当たりが!!。「何かお手伝いできることは?」「タモをお願いします」と言われ、すかさずタモに手を伸ばしましたが、使い方を知らない自分は、竿と同じように一生懸命伸ばし、海へ入れようとした時、A先輩が来られたので、変わっていただき事なきを得、無事ゲットしていただきました。良かった!!(タモは、海に落とせば自動で伸びますし、大きな魚をゲットしたらまっすぐ上にあげることがコツのようです)会話の中で自分は初心者で、ここにも始めて来ましたと申し上げていて良かったと冷や汗。本当に大きく見事な60CM程の真鯛でビックリとともに感動。

谷山周辺の錦江湾でも潮が流れ、海が透き通っているところもあり、それからA先輩や会社の同僚と仕事が終わった午後7時頃から2時間程度数回釣りに9月中旬(この原稿を書いているのが9月中旬)まで行くようになりました。数回と書きましたが、2ヶ月で回数的には10回強だと思います。
ちなみに、A先輩はずっと魚釣りをされていましたが、真鯛を釣ったことはないとのこと。あと私を含め同僚2人も釣りの素人なので、誰が一番先に真鯛をゲットするかということで盛り上がっていました。
仕掛けは、簡単なぶっこみ仕掛けで、針はそれぞれでしたが、チヌ針の4号から真鯛12号・伊勢針13号などを使用していました。
錦江湾の堤防から釣れる魚たち(真鯛、チダイ、オオモンハタ、チヌ、ガザミ、伊勢海老)

 

それからの釣果はというと、A先輩が、毛虫(?)名人級・金魚・アメ・キスの他、写真オオモンハタ・チヌ3匹・写真チダイ・写真でかい真鯛をゲット。私は、アメ・キス・毛虫の他写真小さい真鯛・チヌ4匹外道で写真伊勢エビ・写真カニ。それと、名人級に金魚・ゴンズイを釣りました。ゴンズイは毒のある魚でいろいろな方から気をつけるよう言われていましたし、夜見るとやはり不気味な感じがするので、触らずハリスを切ってリリースするのが無難だと思います。日によっては、かなり来るので気をつけましょう。同僚は6回の釣りで真鯛・写真のチヌ含め3匹・スズキ(?)とついでにヒトデと信じられない位の釣果をあげています。

あと、A先輩にはこの間大きな3回の当たりがきていて、竿とリールを2回海に引き込まれる不運(幸運?)もありました。1回は、竿を持って行かれまた落ちたと思いましたが、かろうじてリールがひっかかり事なきを得ました。2回もそういうことがあったので、本人も私も気をつけていましたが、3回目の時は40CM位のチヌをA先輩が釣り上げようとしていて、私がタモですくおうとしていた一瞬のすきに、竿とリールが海にものすごい勢いで飛んで吸い込まれていきました・・・。(この正体が、雑誌で書いてあるコロダイ系統なのかエイ・サメ・青物なのか判りませんが、夜釣りで大物を狙う時は本当に気をつけた方が無難です。雑誌などにも書いてありますが、まさかという位一瞬でもっていかれますよ)ただ、何故A先輩だけに当たりがくるのかよく判りませんが、結局釣り上げられていないので、仲間内で下手ということになりつつありました!!

本人も少しそういう空気を感じていた時に、やはり運(実力?)というものはあるのだなぁと思わされることがありました。なんと、2時間の間にA先輩が4回仕掛けを投げ込んで4回大きな当たりがあり、1回目40CMチヌ、2回目ヒットしたものの×、3回目35CMチダイ、4回目42CM真鯛をゲットされました。お見事!!!
(ただ、実力通り1番最初に真鯛を釣り上げたと何回も聞かされ、うざい感じのするこの頃)
しかもA先輩は、ジェット天秤の愛好者です!!??忠告も聞かず、大物を絶対ジェット天秤で釣るんだと意気込んでいます。
錦江湾の堤防でキビレの釣果

この短期間に素人でも簡単に防波堤からこんな大物が釣れる鹿児島の海(特に錦江湾)の魅力に取りつかれてしまいました。鹿児島で生活していて良かったなあ。海の神様に感謝!!東京に住んでいたことがありましたが、都会の方は信じられないでしょうし、なかなか体験できないのではと思います。

最近防波堤釣りを始めて、自戒を込めて感じることですが、
1休日など多くの家族連れの方が釣りを楽しんでいらっしゃいますが、小さなお子様の転落など事故のないよう気をつけましょう2自分が子供の頃と比べ、あいさつをされない方が多くなったような・・・3釣り場はきれいに、お互いマナーを守って気持ちよく釣りをしたいものです。

まあ、魚が釣れなくても、鹿児島市側から錦江湾で釣りをすると、雄大な桜島が目の前に見えてぼーとしているだけでも本当にストレス解消ができリフレッシュされます。今年の夏は、桜島の灰がすごかったですが、めげずに真鯛を目指して頑張ろうと思う今日この頃です!