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vol.6 子どもの未来に見えるもの

「お母さん、子どもの頃何になりたかった?夢って何だった?」

夕食後、息子が突然聞いてきました。ちょうど学校で、「自分の生まれたときから今までを振り返る」という授業をしていた時のこと。
宿題で「赤ちゃんの頃のエピソードと、思い出の品を集めてくる」というものがあり、保育園でかぶっていたカラー帽子、離乳食用のフォーク、小さなリュックサック等、押し入れにしまいこんでいた物たちを広げて、ひとしきり赤ちゃん時代の話を聞き、興味津々だった息子。その後の授業の中でおそらく未来の話にまでおよんだんだろうなあと思うことでした。

私の子どもの頃の夢。日頃、子どもに「何になりたいか考えておくと、進む道が見えてくるよ。」と言っているのですが、それは就職するまでこれといってやりたいことを決められないままだった、自分自身の後悔を込めての言葉だったりします。

さて、息子がつぶやいた最新の将来の夢は…。「漫画家」と「大工」でした。絵を描いたり、工作をするのが好きな息子らしい夢だなあと思いつつ。
小さい頃は仮面ライダー、戦隊ヒーロー一色だった頭の中も、成長とともに現実的になるんだなあとしみじみ。

そして最近たびたび息子に聞かれるのが「今のお母さんの夢って何?」です。
すっかり現状維持の生活の中で「これからの夢」なんて考えることもない毎日。
「ずっと元気で暮らすこと?」とその場で答えつつも、この質問が結構自分の中に残り、「これからの夢かぁ」と後になってじわじわと考えさせられることでした。

日常に流されがちな毎日の中でも、ちょっと非日常的なこれから先の「夢」を持つのもいいかもしれないなあと息子の一言に感化されつつ。

kagohaha6