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第4回 パニック障害~その4~

4.パニック障害

強いストレスを受け続けたり、葛藤を抱え込んでしまうと、パニック障害の発症のきっかけになり、また症状の継続や悪化の原因にもなります。

日常生活でストレスとうまくつきあうことが、予防や治療につながります。

パニック障害は、ストレスが続く状況や、言葉にできない葛藤をきっかけとして発症することが多いようです。発症を予防し、また治療の上でも、ストレスとうまくつきあっていくことが大切です。家族も、リラックスできる環境作りに協力してあげましょう。

ストレスをためこまないためにできること、気をつけたいことを挙げてみました。

1.完璧を目指さない。仕事を他の人と分担する、息抜きをするなどセルフコントロールができることも能力のうちです。

2.特に生活に大きな変化があったときは、心の疲れにも気配りが必要です。休養をしっかりとりましょう。

3.現代社会においては、仕事、家事、育児、介護、 PTA 、地域活動など、同時に多くの責任を負わされることがあります。しかし、時間もエネルギーも有限です。どれも立派にやりこなそうと走り続けるのではなく、時には立ち止って、自分にとっての優先順位を決めてみて下さい。

4.悩みや心配ごとは、信頼できる人に話しましょう。「解決する」ことが目的ではありません。話して言語化することで、こころの整理をすることが大切です。

5.趣味や運動など、自分が楽しいと思えることを見つけましょう。こころの引き出しが多いほど、ストレスは発散しやすくなります。