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第4回 座禅石

西郷、大久保らが若かりし頃、座禅を組み無念無想の境地で心を練ったという長さが約2メートル、幅が約80センチの平べったい石がある。鹿児島護国神社の横から城山団地に上る坂道の途中から右にそれ、少しのぼり左の墓地側に小さな座禅石公園がある。
左奥には梅の木が植えられてあり、季節にはふくいくとした香りを漂わし昔の面影を残す座禅石の周りをやわらげてくれている。
本来は夏蔭城趾の麓にあり、孟宗竹林の蔭に草に埋もれるようにして残っていたが、城山団地造成により現在地に移し替えられている。誓光寺は学識も深く気骨のある無参禅師が住職として隠せいした寺であり、徹底した禅理をもって教え大久保の父とも親交があった人である。
西郷は夜を徹し修行していたといい、彼の生涯を貫く言動の基礎はこの厳しい修行から生まれたものである。

座禅石(城山団地)
座禅石(城山団地)